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コロナ機に静岡、山梨が急接近 経済圏構想「フジノミクス」に熱

山梨県の長崎幸太郎知事(左)とともに同県南アルプス市の農産物直売所を訪れ、「このサクランボ全部買います」と話す静岡県の川勝平太知事=5月28日(渡辺浩撮影)
山梨県の長崎幸太郎知事(左)とともに同県南アルプス市の農産物直売所を訪れ、「このサクランボ全部買います」と話す静岡県の川勝平太知事=5月28日(渡辺浩撮影)
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 静岡県と山梨県は、新型コロナウイルス感染拡大による消費低迷を受け、農産物や海産物の相互購入や観光交流を促す「バイふじのくに」を進めている。富士山をめぐって仲が悪いとも言われる両県民だが、静岡県の川勝平太知事は山梨県の長崎幸太郎知事に“ラブコール”し、両県で「ふじのくに経済交流圏」「フジノミクス」をつくると熱を上げている。(渡辺浩)

両知事が爆買い

 「お互いに協力しましょう」。両県の緊急事態宣言が解除された翌日の5月15日午前、川勝氏が長崎氏に電話をかけた。長崎氏は「苦しいときこそ力を合わせましょう」と応じた。静岡県は県境をまたぐ移動の自粛要請から山梨だけを除外した。

 それから2週間足らずの28日、川勝氏の姿は山梨県南アルプス市のサクランボ農園にあった。長崎氏とサクランボ狩りをした川勝氏は「逸品ですね! 甲斐ルビー」と繰り返した。

 実際には品種は甲斐ルビーではなく紅秀峰(べにしゅうほう)だったため、せっかくのPRの声はテレビのニュースでカットされたが、川勝氏のサービス精神は旺盛だった。

 農産物直売所では、県職員からお金を預かっているとして、「ここからここまで全部買います」とサクランボ69パック8万5700円分を購入した。

 6月15日、答礼として静岡県沼津市の内浦漁港を訪れた長崎氏は、海の幸を堪能した後、負けじと、干物を34万8880円分買って帰った。

フェリー半額に

 5月27日の記者会見で「アベノミクスは失敗した」と断じた川勝氏。長崎氏に対して「フジノミクスで新しい時代を切り開きましょう」と呼びかけた。

 「海がない山梨県民に海を楽しんでほしい」と、新型コロナ感染拡大で運休している駿河湾フェリー(清水-土肥港間)について、運航を再開する7月1日から、静岡、山梨両県民を対象に先着1万人の運賃を半額にすることも明らかにした。

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