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八代のトマト農家で外国人活躍 「特定技能持ちリーダー役」と高評価

ミニトマトを収穫するフィリピン人のアイリン・カストロさん
ミニトマトを収穫するフィリピン人のアイリン・カストロさん

 九州農政局の令和2年版の九州農業情勢は農家の高齢化を背景に人手不足が深刻化する中、外国人材が重要な労働力になってきていると紹介した。昨年4月に新設された在留資格「特定技能」によって今年3月末時点で九州では175人の農業人材が働き、うち熊本県は66人と九州最多だ。

 「フィリピンの日給は、ここでの時給と同じだ。人も親切で、できるだけ長く勤めたい」。熊本県八代市で主にミニトマトを栽培している農家で働くフィリピン人のアイリン・カストロさん(33)は、ビニールハウス内で熟した実を手際よく摘み取りながら話した。

 平成28年9月に技能実習生として来日し、今年2月に特定技能の資格に切り替えた。母国に残す家族の生活費として月約4万円を送金しており、残りの稼ぎも息子(9)の進学のために貯金する。

 農場主の沢村宜幸さん(47)は、熱心に働いてくれるカストロさんに技能実習の在留期間満了後も働き続けてほしいと考え、資格を特定技能に切り替えるように勧めた。「カストロさんは技能実習生の指導役や通訳などリーダー役も担っている」と称賛する。

 農林水産省関係者も、特定技能が人材確保に一役買っていると評価する。一方、「長い目で見ると、母国の経済力が向上した後は日本に来てもらえなくなるかもしれない」と話し、外国人に対して過度に依存することには懸念を示している。

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