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野外コウノトリ200羽目前 100羽から3年、着実に増加

コウノトリの郷公園の上空を悠然と飛び回るコウノトリ=豊岡市
コウノトリの郷公園の上空を悠然と飛び回るコウノトリ=豊岡市

 県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が取り組む国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰事業で、国内の野外生息個体数が189羽となり、200羽到達へのカウントダウンが始まった。試験放鳥から15年。同公園は「自然の中で野外のコウノトリは着実に増えている」と話している。

 平成11(1999)年に開設された同公園は昨年、20周年を迎えた。この間、17年9月に同公園で5羽を試験放鳥。19年7月には国内で46年ぶりとなる巣立ちが豊岡市内の人工巣塔で確認され、29年6月に100羽に到達した。

 試験放鳥から100羽までは12年もかかったが、100羽から200羽までは3年となる見込みで、野外のコウノトリが着実に増えていることが裏付けられた。

 同公園によると、今年の野外の生息個体数は21日現在で、県内31羽▽京都府8羽▽福井県4羽▽鳥取県3羽▽島根県4羽▽徳島県3羽▽千葉県3羽▽栃木県2羽-の計58羽を確認している。

 野外生息数は巣立ちしたコウノトリを数えている。ふ化から平均68日で巣立ちを迎え、今年は5月30日から順次巣立ちが確認されており、間もなく200羽を達成する見込みとなった。

 コウノトリの生息環境がよくなったとはいえ、試験放鳥から現在まで野外で巣立った302羽のうち、約3分の1は事故などで死んでいる。

 同公園指導主事の清水裕貴さんは「巣立ちから1年以内は事故に遭う確率が高い。1年を経過するとコウノトリはたくましくなり、生存率も高くなって遠くへも飛翔する」と話す。

 海外では韓国で9羽、中国で1羽の飛来が確認されている。国内では今年、千葉県で、同県が放鳥したオスと徳島県から飛来したメスがペアになり、東日本では初めての野外繁殖が確認された。

 野外生息数の情報は、同公園のホームページで公開している。

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