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猿尾滝、7月に完全復活 兵庫・香美の名勝 落石対策完了、7年ぶり

猿尾滝の遊歩道。今月末に落石対策工事が完了し、7月から完全復活する=香美町村岡区
猿尾滝の遊歩道。今月末に落石対策工事が完了し、7月から完全復活する=香美町村岡区

 「日本の滝百選」にも選ばれている香美町村岡区の名勝「猿尾滝」で、落石対策工事が今月末に完了する。平成25年春の落石事故以来、一部が規制されていた遊歩道は、町の安全確認後の7月上旬に、7年ぶりに全面通行が可能となる。地元は「夏の観光シーズンに間に合ってよかった」と猿尾滝の完全復活を心待ちにしている。

 猿尾滝は全体で高さ60メートル。二段の滝(上段の落差39メートル、下段21メートル)が美しく、昭和48年に県の名勝、平成2年に百選に選定されている。しかし25年4月末、上段付近から落石があり、観光客が軽傷を負った。町は応急対策を行い、下段の滝つぼまでの遊歩道(約160メートル)は通行可能としたが、上段の滝に通じる遊歩道(約100メートル)は通行止めにした。

 事故の影響で、猿尾滝の観光客はそれまでの年間約10万人から半減。地元の村岡観光協会などは「上下の滝に近づけるのが猿尾滝の魅力」として、町側に再三、抜本的な落石対策を要望していた。

 昨年度に落石対策工事費が予算計上され、町は昨年12月末から本格的な工事に着手。上段の滝の遊歩道や周辺に積もった土や石などを除去し、落石防止柵や防止ネットなども整備した。全体の事業費は約6600万円。

 猿尾滝では毎年7月の第2日曜日に恒例のイベント「お滝さんまつり」を開催しており、当初は遊歩道の全面開通を祝って盛大に実施する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となった。

 それでも、地元は7月に記念セレモニーを計画しており、同協会の西村一正会長は「猿尾滝の完全復活をきっかけに、地域全体の観光を盛り上げたい」と話している。

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