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サルと人間の知恵比べ いたちごっこにケリつけろ LINEで撃退 長野県木曽町

「開田高原サル撃退チーム」のメンバーに貸与された電動エアガンなどのグッズ一式(長野県木曽町役場提供)
「開田高原サル撃退チーム」のメンバーに貸与された電動エアガンなどのグッズ一式(長野県木曽町役場提供)
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 開田支所の志水聖弥主事は「サルは節操がなく、すべての農作物を食べてしまう。特にトウモロコシは甘い味がするので、好んでいる」と話す。

 撃退チームのメンバーは、電動エアガンを扱った経験などなかったが、県関係者を招いた講習会でノウハウを習得。サルは毛が厚く背中に弾が当たっても効果が薄いので、樹木など音が出る目標物を狙い、自分が攻撃されていると自覚させることが大切などと教わった。

 努力のかいあって、令和元年度には、サルによるトウモロコシの被害面積が2564平方メートルにまで減少した。ソバは1千平方メートル、水稲も50平方メートルになり、目に見える効果が出た。

今夏は高性能

 「農家が自分だけで畑を守るやり方は限界だった。サルが出現する場所を共有できたことが大きい。農家は事前に対策を講じられるようになった」

 志水主事は、試みの成果をこう見ている。

 今夏はより実効性を高めるため、370連発できる高性能の電動エアガンを用意した。射程も伸びる。サルの出現頻度が高い畑を所有する農家に貸与し、元年度分と合わせ計45丁で迎え撃つという。メンバーも増やしたい。農家ら関係者だけではなく、目撃情報を投稿するだけでいいので、一般の町民にも呼びかける考えだ。

 サルは学習能力が高いとされる。それを逆手にとって、畑に出没したら人間に攻撃されて危ないと認識させる。そうなれば寄り付かなくなる。今夏の取り組みが元年度より効果を上げられれば、「木曽町バージョン」のサル対策が全国から注目されるかもしれない。

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