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GWの献血“善戦” 千葉県赤十字血液センター、計画量確保もコロナで予断許さず

 ゴールデンウイーク(GW)の県内の献血量の確保がおおむね計画量に達していたことが、県赤十字血液センターへの取材で分かった。GWは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で人出が少なかったため、関係者には予期せぬ結果だ。ただ、コロナの影響で企業、学校などの献血バスによる団体献血は不調で、今後の計画人数の達成は予断を許さない状況が続いている。

 ◆計画の9割達成

 県全体の献血量はGW前半(4月26日~5月2日)は約1060リットルを確保し計画の約91%に。後半(5月3日~9日)は約930リットルで、計画の約98%を達成した。昨年との比較でも、4月26日~5月2日の献血量は、昨年4月28日~5月4日より約70リットル上回った。

 3月末から感染拡大の影響で献血量が減り、特に緊急事態宣言が出た週は計画量の約75%と献血不足に陥っていた。計画量のおおむね確保というGWの“善戦”に赤十字血液センターは、胸をなでおろす。

 人出が少なくなるため、計画量の変更はなかったのか。センターの答えは「ノー」だ。計画量は前年の使用量などからその年の夏には翌年度の毎月の計画が決定される。そのため、今年のような特別な年でも、変更はないという。実際の計画量も昨年4月28日~5月4日は約833リットルだったが、今年4月26日~5月2日は約1160リットルだった。

 GWは例年、大規模イベントに献血バスを配置し、協力を呼び掛ける。今年はイベントが軒並み中止となり、献血への協力者の大幅減も予想された。センターは、GWを迎える前に過去に献血した人にはがきやメールで協力を呼び掛けた。過去に協力者が多かった駅には献血バスを配置した。関係者は「計画量を確保できたのは、こうした取り組みの効果だろう」と話す。バスでの献血には計画を上回る協力があった。

 ◆団体献血に支障

 油断はできない。緊急事態宣言が継続されている本県では、献血バスの4割が計画変更を余儀なくされるなど団体献血に支障が出ており、献血量が不安定な状況が続く。感染拡大防止のため、テレワークを導入している企業や休校状態の学校などが多いためだ。GW後の11日以降も献血バスの献血量が計画量に達しない状況が続いているという。

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 ■千葉の献血

 県内には6つの献血ルーム(千葉市2カ所、船橋、松戸、柏、津田沼)がある。ほかに1日3~4カ所に献血バスが県内に配置される。献血には血液中のすべての成分を採血する全血献血と血小板と血漿(けっしょう)だけを採血する成分献血がある。400ミリリットルの全血献血を行うと、次の献血まで男性で12週間、女性で16週間の間隔が必要で安定的な血液供給に多くの人の協力が必要という。献血で集められた血液はがんなどの病気の治療や血液製剤に用いられる。献血ルームの予約や献血への質問は県赤十字血液センター(047・457・0711)。

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