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タイの失職者を支援しよう 奈良市の店舗、繰り返し使える布マスク販売 チェンマイの女性ら手作り

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で職を失ったタイ北部チェンマイの女性らが、日本人の映像クリエイターによる支援を受けて布マスクを生産している。輸入代理店を務める奈良市のギャラリーショップ「ハニホ堂」には4月中旬、約200枚のマスクが入荷。店主の尾崎句美子さん(48)は「手作業のため数に限りはありますが、失職したタイの人々の支援になると思ってもらえれば」と話している。(木村郁子)

 尾崎さんによると、新型コロナの感染拡大を受け、チェンマイではポーチや布製小物を製造していた縫製工場が相次いで閉鎖に追い込まれ、失職者も後を絶たない。タイで映像クリエイターとして活動する奥野安彦さん(59)が、現地の知人らと「自分たちにできることは何か」と思案を重ね、マスクの生産を思い立ったという。

 チェンマイは「タイの小京都」とも称される観光都市。手工芸が盛んで、縫製技術を持った職人も多い。一方で例年3~4月ごろの大気汚染は世界最悪水準にあり、コロナ禍でマスク不足に拍車がかかっている。

 主に報道映像を制作している奥野さん自身も仕事が激減。そんな中、「現地の人に仕事を提供するだけでなく、私たち自身の新たな仕事にもつながる」と異業種への挑戦を決断し、日本とタイ両国の知人らとプロジェクトを立ち上げた。

 生産しているのは綿とポリエステルを混紡した布マスクで、洗って繰り返し使えるのが特徴。商品のコンセプトであるサスティナビリティ(持続可能性)から「SUS-MASK(サスマスク)」=写真=と名付けた。ワイヤを内蔵した3層構造で、ポケット部分にティッシュペーパーを差し込めばフィルター効果が増すという。

 奥野さんは「持続可能な世の中を目指して発信を続け、いつかマスクが不要になるような日常が取り戻せるよう願っています」と語る。

 1枚600円で、MとLの2サイズを展開。問い合わせはハニホ堂(https://kutel9.wixsite.com/hanihodoh)。

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