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【イノベーション創発 新たな価値観が地域を救う】(2)技術革新 今は「第4次産業革命」

超スマート社会
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 □崇城大学教授・星合隆成

 改めてですが、連載のタイトル「イノベーション創発」とは、「新たな発想で、新たな価値観を生み出す」ことです。新たなモノ、サービス、技術(テクノロジー)を生み出すことではありません。そう断言すると少し言い過ぎかもしれませんが、言いたいことは、新たな技術を生み出してもそれが「新たな価値観」を生み出さなければ、それは「イノベーションではない」ということです。

 これまでにも新しい技術が次々と生み出されてきました。しかし、その大部分は、使われることなく、世の中にムーブメントを起こすことなく消えていったのです。この現象は「デスバレー(死の谷)」と呼ばれています。

 一方で、世の中に大きな足跡を残した技術もあります。「産業革命」と呼ばれる技術革新です。ここでいう技術革新とは「技術の進展に伴ってイノベーションを創発する」ことを意味します。産業革命に位置づけられる革新的な技術は、これまで多くの「新たな価値観」を生み出してきました。このように新たな価値観を創発できた技術はイノベーションそのものなのです。

 産業革命からイノベーションの歴史を振り返ってみましょう。第一次産業革命は「蒸気」の発明です。それまで、馬や牛、人力に頼っていた人類は、新たな動力源を手に入れました。蒸気(蒸気機関)という技術が「新たな動力源」という価値観を創発したのです。そして、このイノベーションから蒸気機関車、蒸気船などのモノが次々と生まれました。

 第二次産業革命は「電気」の発明です。これが蒸気に代わる新たな動力源を生み出すと同時に、「常時冷却」という新たな価値観を創発しました。その結果、冷蔵庫やエアコンといった製品が次々と生み出されました。

 第三次産業革命は「コンピューター」の発明です。これが「自動化(オートメーション)」という新たな価値観を創発しました。

 そして現在、「インダストリー4.0」とも呼ばれる第四次産業革命の時代です。IoT(モノのインターネット)、AI(機械学習など)、P2P(ピアツーピア)などが主要な技術として位置づけられています。

 約20年前に誕生したこれらの技術がいかなる新たな価値観を創発したのか。次回、近年特に注目を集めているP2Pについて解説します。

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