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「晴れの日」に笑顔と心配 新型コロナ対策し入学式や始業式 東京

 新型コロナウイルスの感染が拡大している都内の公立小中学校で6日、新学期の始業式や入学式が行われた。3月からの全国一斉休校で、登校は約1カ月ぶりとなり、友人との再会に児童らは笑顔を見せた。一方、大勢の新入生や保護者らが参列する入学式は、校庭で実施するなどの感染防止策がとられたが、保護者からは「都内の感染が増えているのに、子供たちを集めて大丈夫なのか」と心配の声も上がった。

 ◆時間を大幅短縮

 「おはよう」「元気だった?」。午前8時過ぎ、中央区立月島第三小学校では始業式に出席する児童らが次々と登校。マスク姿も目立った。6年の男子児童(11)は「臨時休校中は家で1人で勉強するのがつまらなかった。早くみんなと話したい」と声を弾ませた。

 始業式に続き開催された入学式。約200人の新入生を迎えた同校では感染防止に力を入れ、会場は例年の体育館ではなく校庭で実施。来賓のあいさつや在校生による歓迎演奏もなくし、時間を大幅に短縮する一方、クラスごとの写真撮影は「子供たちの思い出になる」として実施した。

 だが、保護者の中には感染が拡大する都内の状況を危惧する人もいた。ある母親は「入学式は今でなくてもよかったと思うが、自分の子供だけ欠席させる決断もできなかった。何が正解なのか分からない」と複雑な心境を明かした。

 中央区の日本橋小学校では新1年生68人がマスク姿で入学式に出席した。保護者は2人までに制限し、椅子は例年より間隔を空けた。時間も例年1時間以上を20分程度に短縮した。

 飛沫(ひまつ)防止のため校歌斉唱も自粛されたが、数日前に教員から「一生に一度の晴れ舞台に、いい思い出を作ってあげたい」と声が上がり、教員たちが校歌を斉唱するなど学校生活を紹介した手作りの動画を制作し、式典で披露した。児玉大祐校長(52)は「式典は簡略化されたが、教員たちの熱い思いは伝わったのではないかと思う」と話した。

 ◆校長は安堵の表情

 福生市の市立福生第六小学校では新入生51人を迎え、入学式が行われた。例年は2年生による歓迎行事や校歌合唱などが行われるが、今年は取りやめ。式の時間も20分と短縮するなど、大幅に規模を縮小した。引率者は2人まで、児童が座る席の間隔は約1メートル空け、参列者にはマスク着用が義務付けられた。

 同校の榎並隆博校長(56)は、日々変わる情勢の中、今日の入学式が突然中止になる可能性もあったと話した。「先行きが見えない中、子供たち、保護者たちに不安を広げてはいけないと思っている。そんな中、入学式を行うことができて大変良かった。こちらもホッとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 この日、小学4年と2年の息子らを長野県の実家に預けている都内の会社員女性(47)は、子供たちを帰京させなかった。「実家にいたほうが感染リスクは低い。ただ、子供たちがクラスメートと離れる時間が長くなるのも心配」と話した。

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 ■都内の区市町村別感染者数

(都発表、5日現在) 千代田区 6 中央区 25 港区 83 新宿区 60 文京区 8 台東区 29 墨田区 11 江東区 22 品川区 41 目黒区 42 大田区 37 世田谷区 104 渋谷区 37 中野区 33 杉並区 56 豊島区 20 北区 10 荒川区 6 板橋区 20 練馬区 42 足立区 22 葛飾区 19 江戸川区 15 八王子市 9 立川市 2 武蔵野市 4 三鷹市 8 青梅市 1 府中市 1 昭島市 2 調布市 4 町田市 14 小金井市 3 小平市 3 日野市 6 東村山市 1 国分寺市 0 国立市 0 福生市 0 狛江市 3 東大和市 1 清瀬市 1 東久留米市 2 武蔵村山市 1 多摩市 0 稲城市 3 羽村市 3 あきる野市 1 西東京市 10 瑞穂町 0 日の出町 0 檜原村 0 奥多摩町 0 大島町 0 利島村 0 新島村 0 神津島村 0 三宅村 0 御蔵島村 0 八丈町 0 青ケ島村 0 小笠原村 0 都外 32 調査中 170 

(調査中は永寿総合病院関連147を含む)

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