PR

地方 地方

JR九州、大幅旅客減で減収 新型コロナ直撃「危機的」

記者会見するJR九州の青柳俊彦社長
記者会見するJR九州の青柳俊彦社長

 JR九州は25日、新型コロナウイルスの感染が拡大した影響で、鉄道乗客数の大幅な減少やグループ各社で減収などが生じていることを明らかにした。青柳俊彦社長は「影響がいつまで続くか分からない。非常に危機的な状況にある」と語った。

 運賃収入は、2月の確定値が前年同期比13・2%減の138億円。3月(23日時点、速報値)は71億円で、同49・7%減と大幅な減収となった。インバウンド客の減少に加え、2月後半からは各種イベントの自粛や学校の臨時休校、企業の出張中止や在宅勤務の広まりなどから旅客数が落ち込んだ。

 インバウンド客向けに新幹線や特急などが乗り放題となる「JR九州レールパス」は、2月の発売数が同50%、3月は23日時点で同4・2%に激減。24日は1枚も購入されなかったという。

 青柳氏は「これまでも(運賃収入が)一時的に10%程度落ち込むことは経験したことがある。しかし50%減は未曽有で、異常な状況だ。先行きは見えない。楽観的なシミュレーションでも半年程度は続くと考えている」と述べた。

 このため、現在進めているGW(大型連休)など混雑時向けの増発列車を削減することに加え、それ以外の定期列車減便や人員削減なども検討していると明らかにした。

 また、グループのホテル稼働率は2月は同10~20%下がり、3月は減少幅が同30~50%に拡大しているとした。

 青柳氏は一連の状況を挙げ「減収が続くなら、グループ経営に脅威になる。現在の設備投資計画は、従来の収益状況が前提だ。それを大きく見直す事態になるなら将来投資に変更があり得る」と語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ