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「危険」?実は頼もしい犬、ピットブル「嘱託警察犬」で活躍 熊本県警

熊本県警の嘱託警察犬として活躍するアメリカンピットブルテリアのケーン(左)とロージー。奥は指導士の足立佳子さん=熊本県水俣市
熊本県警の嘱託警察犬として活躍するアメリカンピットブルテリアのケーン(左)とロージー。奥は指導士の足立佳子さん=熊本県水俣市

 世界一危険な犬-。そんな異名を持つ闘犬、アメリカンピットブルテリア(ピットブル)2匹が警察の要請に応じて行方不明者の捜索などに出動する「嘱託警察犬」として昨年春、熊本県警に採用された。県警によると、ピットブルが警察犬として活躍するのは全国初。現場で指示を出す指導士、足立佳子さんは「実は従順で、多方面で活躍できる犬だと知ってほしい」と話す。

 足立さんが勤める同県水俣市の清掃会社はブリーダー業も営む。足立さんは約20年前、社長が飼い始めたピットブルがいかつい外見とは裏腹に、人懐っこく、聡明であることが分かり、とりこになった。ロージーとケーンと名付けられたこの2匹は会社で育てられ、いずれも2歳の姉妹。

 19世紀に闘犬として交配で改良されてきたピットブルは負けん気の強さと筋肉質の体を持ち、足立さんは「犯罪者の護衛犬として悪用され『危険な犬』のレッテルが貼られた」と悲しむ。それだけに、ロージーとケーンが訓練所で「どの犬種よりも物覚えが早い」と高く評価されたときはうれしく、「未知の能力をたくさん秘めていると感じた」。

 2匹は昨年春の熊本県警の採用審査に合格。ロージーは山中で行方不明になった高齢女性の捜索や、ラグビーのワールドカップ会場での爆発物警戒に当たり「集中力が高い」と評価を得た。がれきの中に倒れた人を見つけることが得意なケーンは出動の機会がないが、救助犬14匹が集まった昨年の九州災害救助犬協会の競技会で優勝した。

 任期は1年で、令和2年度の合格も目指す。足立さんは「これからもピットブルの可能性を追求し、実績を積んでいきたい」と飛躍を誓う。

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