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【聖火リレー わが街をゆく】福島 “元気な姿”を世界に発信 絶景の展望台もルートに 

福島県の聖火リレーのルート
福島県の聖火リレーのルート
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 「復興五輪」と銘打つ東京五輪の聖火リレーは福島県からスタートする。聖火リレーを通じて東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年目を迎える福島の現状を知ってもらい、その上で「元気な福島」を世界中に発信したい、というのが県民や福島に関わる人たちの思いだ。

 記念すべき第一歩をしるすのがJヴィレッジ(楢葉町、広野町)。日本初のサッカーのナショナルトレーニングセンターとして知られる施設は原発事故後、国が管理する事故対応拠点になっていた。ピッチに車両が並んでいた時期もあったが昨年4月、全面的に営業を再開した。

 Jヴィレッジ広報担当で事業運営部の高名祐介さんは「原発事故直後の印象が強く、物々しい雰囲気のイメージを今も持つ人が多いのでは。リレーがスタートする日は世界中の注目が集まる。緑のグラウンドが戻った施設を見てほしい」と話す。

 準備の具体的な動きはこれからだが、高名さんは「どんな依頼にも対応できるよう心の準備はしている」といい「最初が肝心。いいスタートを切って、昨年のラグビーW杯のように日本中が一気に盛り上がるきっかけになれば」と期待する。聖火リレーは9番ピッチからスタートする。

「サッカーの聖地」とも呼ばれるJヴィレッジ。ここ9番ピッチから聖火リレーはスタートする=福島県楢葉町、広野町(芹沢伸生撮影)
「サッカーの聖地」とも呼ばれるJヴィレッジ。ここ9番ピッチから聖火リレーはスタートする=福島県楢葉町、広野町(芹沢伸生撮影)
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 3月26日の初日、聖火は「浜通り」を駆け抜ける。一帯には原発事故の爪痕が残る場所もある。全町避難が続く双葉町で3月4日に避難指示が一部解除されるのを受け、福島県はJR常磐線双葉駅周辺のルートへの追加を要請。大会組織委員会は大熊町の次に聖火が同町を巡るルートを発表した。

 一方、福島には少し変わった聖火ルートもある。三島町の「第一只見川橋梁(きょうりょう)展望台」。山の上からJR只見線の鉄橋が見渡せる絶景の撮影ポイントだ。かつては一部の鉄道ファンが訪れる場所だったが、展望台が整備されてからは四季折々の写真が会員制交流サイト(SNS)などで紹介されて人気に。3、4年前から台湾や香港、タイなどの観光客が詰めかけている。列車の通過時間には数十人が集まることも珍しくない。

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