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台風被害の梨 カレーに JAマインズ 落下で傷…規格外を活用 東京

 一昨年9月に上陸した台風21号の影響で収穫間近に落下し、傷が付くなどして規格外となった梨を使ったレトルトカレー「府中市産 梨カレー」をJAマインズ(府中市)が製造、販売している。梨をメインに使用したレトルトカレーの製造は都内で初という。同市の梨農家の男性(51)は「その年は5月にひょうの被害もあり、残った梨も台風で落ちてしまった。処分するしかない梨を活用してくれて、本当にありがたかった」と話している。

 JAマインズの鈴木健販売課長によると、市内の農家から台風で落ちた梨を1200キロ分買い取り、梨のシャーベット、焼き肉のタレ、梨ゼリーを製造したが、400キロ余ってしまった。思案して、老若男女に好まれそうなカレーにしようと思いついたという。

 カレーの名店やホテルも使用するカレー粉メーカー、ナイル商会(練馬区)とコラボし、スパイスにもこだわった。冷凍保存していた梨のピューレを約30%使用している。「梨の量が多いと甘すぎたり、少ないと梨が感じられなかったり、試作には1年かかった」と明かす。

 梨カレーの箱詰め作業は同市の福祉施設が行い、完成したのは約4200個。1月22日からJAマインズ全店などで販売を開始し、2月14日までに500個以上が売れたという。

 昨年10月には「食品ロス削減推進法」が施行され、食べ物が無駄に捨てられてしまう「食品ロス」の取り組みへの注目は高まっている。前出の農家の男性は「災害時に限らず、規格外となった果物の活用は、今後も広がってほしい」と期待を寄せた。

 購入などの問い合わせはJAマインズ(042・306・8484)。

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