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甲子園署の松本巡査、野球記録員で東京五輪へ「夢舞台で経験生かしたい」

 交番や街頭で市民と触れ合う機会の多い“地域のお巡りさん”が、裏方での夏の東京五輪出場を目指している。甲子園署地域3課に所属する松本奈都美巡査(23)は、野球の試合経緯や結果を正確に残す国際記録員としての顔もあわせ持つ。警察官になってからも国際大会で記録員を務めており、「オリンピックという世界が注目する夢舞台で経験を生かしたい」と意気込んでいる。(林信登)

 明石市出身で、小中学生時代はバレーボールに明け暮れたが、高校1年の夏、友人に誘われて高校野球の県大会を観戦。汗と土にまみれてボールを追う球児とそれを包み込むスタンドの熱気に魅了され、頻繁に球場へ足を運ぶようになったという。

 高校卒業後は大阪市内の専門学校へ進学。野球の知識からトレーニング法、記録に関係することまで全般を学べる「野球コース」を選択した。

 ルールの基礎に始まり、国際大会でのスコア表の付け方までを幅広く習得。記録員としてのスキルアップを目指し、週末には球場へ向かい、スコアを迅速かつ正確に記録する努力を重ねた。

 そして就職先に悩んでいた専門学校2年目の夏、試合を通じて知り合った県警硬式野球部「県警桃太郎」の監督からマネジャーに誘われた。警察官だった父親への憧れもあり、試験を受けて平成29年に警察官を拝命した。

 配属先が都市部の甲子園署とあって、パトロールや街頭の事案処理に追われるが、勤務後は練習に顔を出し、マネジャーとして野球部を支える日々が続く。

 これまで各国世代別代表のワールドカップなど3度の国際大会で記録員を務めており、東京五輪でも記録員に選ばれる可能性が残っているという。

 選考では実績とともに英語の語学力も対象となるため、その点で課題も感じているというが、「野球という共通言語を通じて世界中の人々と交流できる。必ず人生の財産になるはず」と期待を膨らませている。

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