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江戸を彩った百人一首 広重美術館、人気絵師作70点展示 栃木

 那珂川町馬頭広重美術館(同町馬頭)で企画展「江戸の百人一首」が開かれている。初公開となる「小倉擬(なぞらえ)百人一首」を中心に「百人一首之内」など、江戸時代の人気絵師たちが描いた計約70点が展示されている。

 「小倉擬百人一首」は小倉百人一首の和歌に物語を擬えた100枚のシリーズで、当時の人気絵師、歌川国芳、歌川広重、3代歌川豊国によって描かれた。寄贈を受け公開された。

 和歌と詞書(説明文)が添えられ、和歌から様々な物語などを連想して描かれた絵を楽しむ構成になっている。

 光孝天皇の和歌「君がため春の野にいでゝ わかなつむ我衣手(わがころもで)に 雪はふりつゝ」では、広重が「君がため」と「雪はふりつつ」から謡曲「巴」に登場する木曽義仲の妻、巴御前が雪中を馬にまたがり本陣へ向かう様子を描いた。また「百人一首之内」は国芳が歌の情景をパロディーで描いた。

 美術館の長井裕子主任学芸員は「江戸時代になると百人一首は浮世絵や歌がるたにより武家や町人、遊女に至るまで広く親しまれるようになった。和歌に芝居や物語を絡める遊びも生まれた。鎌倉時代とは一味違う百人一首を楽しんでほしい」と話した。

 前期は2月16日まで、後期は2月21日~3月29日。問い合わせは同美術館(0287・92・1199)。(伊沢利幸)

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