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ギョーザ、みそ汁、ババロア… 国産アボカドで勝負 宮崎で試食会

ハウス内でアボカドを手にする横山洋一さん=宮崎市
ハウス内でアボカドを手にする横山洋一さん=宮崎市

 ■認知度高め大市場に

 栄養価が高く、ヘルシーな食べ物として人気のアボカドが注目されているのを追い風に、国内栽培に取り組み、消費の大部分を占める輸入品に挑戦する動きが出てきた。生産者は品質にこだわった国産品への認知度を高めたい考えで、「輸入物の1割でも国産に置き換われば、大きな市場になる」と期待を込める。

 宮崎市内で昨年11月、国産アボカドを使った創作料理の試食会が開かれた。ギョーザにみそ汁、デザートにババロア-。主催したのは市内でハウス栽培する横山洋一さん(42)だ。「煮ても焼いても、揚げてもいい。アボカドの可能性をまずは知ってもらいたかった」と横山さん。参加した看護師で野菜ソムリエの前畑優子さん(47)は「斬新な組み合わせに驚いた。いろいろと楽しめてどれもおいしかった」と顔をほころばせた。

 熱帯果樹のアボカドは国内で露地栽培すると寒さなどで枯れることが多く、ハウス栽培はコストが高くなるのがネックで、生産者がなかなか広がらなかった。横山さんはマンゴー農家の父親を手伝いながら、同じハウス内で平成23年にアボカドの試験栽培を開始。27年に専用のハウスを設けて規模を広げ、今年度は1トン超を出荷予定だ。

 贈答用として地元の百貨店やインターネット通信販売などで販売し、100グラム当たり千円程度と高価だが「全国からの問い合わせに生産が追い付かない状況だ」という。

 宮崎銀行もアボカドを生産する農業法人「夢逢いファーム」を29年に設立し、昨年初めて収穫した。平野亘也頭取は「きちんとブランド化すれば、ビジネスとして十分に成り立つ」と期待する。

 農林水産省によると、アボカドの国内収穫量は28年に8・1トンとなり、26年の0・2トンから急拡大。ただ、財務省によると28年のアボカド輸入量は約7万3900トンに上り、消費の大部分を輸入品に依存している。

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