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危険箇所を「みちびき」で通知、視覚障害者ランナーをサポート 山口の会社がスマホアプリ開発中

 ■東京パラ前に発売目指す

 視覚障害者ランナーを支える伴走者の負担を軽減しようと、山口市のソフトウエア開発会社「ニュージャパンナレッジ」が、精度の高い位置情報を利用してコース上の危険箇所を通知するスマートフォンアプリの開発を進めている。東京五輪・パラリンピック開催で関心の高まりが期待され、不足する伴走者の確保につなげたい考えだ。

 アプリはiPhone(アイフォーン)向け。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う準天頂衛星「みちびき」から誤差1メートル程度の位置情報を専用の受信機で取得する。事前に入力したコース上の段差やカーブなどの危険箇所に近づくと、ランナーと伴走者に音声で通知する。

 1月中旬には、山口市内の約3キロのクロスカントリーコースで、ランナーと伴走者が2人一組になってアプリの動作状況を実験。危険箇所の10メートル手前で「路面が芝生から土になります」「右にカーブします」などの音声が流れ、ランナーからは「より安心して走れた」との感想が出た。

 約20年の伴走経験があり、アプリの開発に協力した日本ブラインドマラソン協会山口県支部の坪井康郎会長は「ランナーと会話しながら危険に目を配るので、伴走は大変。アプリが知らせてくれれば余裕ができ、慣れていない伴走者にも効果的だ」と、伴走者不足解消に期待を寄せる。

 アプリは危険通知のタイミングの調整や、ラップタイムの計測機能を付けるなどして、東京五輪が開催される7~8月ごろの販売を目指す。ニュージャパンナレッジの笠原宏文統括本部長は「視覚障害者ランナーを支える伴走者が1人でも増えるきっかけになってほしい」と期待した。

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