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山口大発ベンチャー支援 山口FGが投資ファンド新設

起業支援で連携する山口FGの吉村猛社長(左)と山口大の岡正朗学長
起業支援で連携する山口FGの吉村猛社長(左)と山口大の岡正朗学長

 山口フィナンシャルグループ(FG)は27日、主に山口大学発のベンチャー企業に投資するファンドを新たに立ち上げたと発表した。同大の学生、教職員、卒業生によるベンチャー企業を研究開発の初期段階から支援し、地方での起業の機運を高めたい狙いだ。

 ファンド名は「Fun Fun Drive」。総額3億円で、1社あたり約3千万円、計10社程度への投資を目指す。山口県宇部市の同大常盤キャンパスで記者会見した吉村猛社長は「すでにいくつかの投資先を検討している。スタートアップ(起業)にかける熱意を高め、事業化、資金調達とその後の経営支援まで一貫して行える仕組みを山口大と共同で構築してく」と述べた。

 同大は平成25年に、全国の大学に先駆けてベンチャー企業に欠かせない知的財産教育を必修化するなど起業精神を育成するための教育プログラムを展開している。今年4月、学内に「ベンチャー起業支援室」(仮称)を設置する予定で、教職員のほか、山口FGからも専門家を招き、支援体制を充実させる。

 山口FGが地元発のベンチャー支援に乗り出す背景には、起業における東京と地方の格差がある。山口FGが29年に設立したベンチャー投資ファンドは、これまで20件、計16億2千万円の投資実績があるが、投資先は金額ベースで約9割が東京などで、地元はわずか約1割にとどまる。「起業家の数と質は地方と東京で格差が拡大傾向にある」(山口FG担当者)のが現状だ。

 今回、新たに同大と連携したファンドを立ち上げ、研究開発段階から積極的に投資することで、地元でより起業しやすい環境を整えたい考えだ。同大の岡正朗学長「学生や教員が起業を考えても資金面が大きな課題だった。積極的なファンドの利用を促していく」と期待する。

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