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「地域完結型医療」実現へ さいたま市立病院、最新機器を導入

 老朽化などに伴う建て替え工事が完了したさいたま市立病院が、最新鋭の医療設備を備えた病院として生まれ変わった。市は建て替え後の市立病院を核に、地元でさまざまな治療を受けられる「地域完結型医療」の実現を目指す。

 約370億円を投じて平成29年5月から始まった建て替え工事は昨年11月末に終わった。新しい市立病院は地上10階の本館と地上3階建ての別館の2棟で、延べ床面積は5万4238平方メートル。腫瘍をピンポイントで治療できる「サイバーナイフ」(定位放射線治療装置)などの最新の医療機器を導入した。

 「がん治療などの高度医療といえば、東京で受診するイメージが強かった」(市の担当者)が、最新の医療機器を備えた新しい市立病院の誕生で、患者の流出を食い止めたい考えだ。

 診療科目は放射線治療科と緩和ケア内科が加わり計29科に。病床数は637床で旧病院から70床増えた。ICU(集中治療室)を5床から8床に、HCU(高度治療室)を16床から20床にそれぞれ拡張するなど、医療機能を向上させた。

 さらに、初療室や緊急外来などの救急部門を道路に面した西側に集約したり、救急車両専用の通路を新設したりしたことで、救急患者の搬送時間を短縮できるようにした。

 市は新しい市立病院を「災害拠点病院」と位置付け、免震構造を採用するなど防災機能も強化した。非常用発電機の容量を拡張し、停電時でも72時間の電源供給ができる。旧病院は解体後、車両約300台収容の駐車場となる予定だ。

 清水勇人市長は新しい市立病院について「超高齢社会でも地域で必要な医療を受けることができる地域完結型医療の要として、市民に信頼される病院を目指したい」と強調した。

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