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市川で永井荷風と谷崎潤一郎展 愛用品など160点ずらり

 市川市ゆかりの作家、永井荷風と親交が深かった作家、谷崎潤一郎。二人の原稿や愛用品など約160点を展示する「永井荷風と谷崎潤一郎展」が市川市文学ミュージアム(同市鬼高)で開かれている。明治・大正・昭和の時代とともに文学史上、名高い作家の交流をたどっている。

 永井は明治12(1879)年、東京・山の手で生まれた。谷崎は明治19(1886)年、東京・下町で生まれている。

 永井は青年時代、米国に遊学した。帰国後、「あめりか物語」を刊行し、脚光を浴びる。永井はまた、若い谷崎の文学的才能に注目。作品を激賞した。

 二人の交流は時代を超え続いていく。第二次世界大戦中、東京は米軍の空襲で焼け野原と化した。永井は日本各地を転々とし、岡山県に疎開していた谷崎を頼った。谷崎は当時、貴重だった牛肉を入手。すき焼きで歓待したと伝えられる。

 戦後、永井は市川に移住。晩年まで日記文学「断腸亭日乗」を書き続け、昭和34年、自宅で死去した。

 企画展には時代背景とともに原稿や書簡、帽子、コート、懐中時計、筆道具などが展示されている。

 柳澤真美子学芸員は「二人はお互いを尊敬し合い、生涯、支え合った。二人の直筆原稿を見比べることができる貴重な機会です」と来場を呼びかけている。

 19日まで(14日は休館日)。一般500円、中学生以下無料。午前10時~午後7時半(土日は午後6時)。問い合わせは同文学ミュージアム(047・320・3334)。

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