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【FIGHT9日和】桐生が岡動物園 キュートなミーアキャット一家

 令和になって初めての夏、桐生が岡動物園にとって初めてとなるミーアキャットの赤ちゃんが生まれました。誕生日は昨年8月23日。最初は性別不明でしたが、雌と分かり、12月、来園者の投票により「ゆず」と決まりました。今回は、命名から1カ月余りという、キュートで愛くるしいゆずをめぐる一家の子育てを紹介します。

 さて、なぜ「ゆず」か。昨年2月25日に羽村市動物公園(東京都)から来園した両親の名前に由来します。父親が「でこぽん」、母親は「いよかん」。そう、柑橘(かんきつ)系の名前だから、娘もやっぱり同系だろうと、「ネーブル」、「ゆず」、「きんかん」を候補にして、一つ選んで投票していただいた結果、1120票の64%、723人が「ゆず」に投じたのです。

 野生のミーアキャットは深さ1・5メートルから2メートルほどの複雑な巣穴を作り、その中で子育てをします。当園では木製の巣箱(タテと奥行き50センチ、ヨコ70センチ)を作り、その中に小部屋を設けて巣穴代わりに提供したところ、母親のいよかんは気に入ってくれたようで、巣箱の中の小部屋に入って、ゆずを出産しました。

 ミーアキャットの離乳は生後1カ月半ほど。意外とワイルドな肉好きで、馬肉やひよこの肉のほか、りんごやバナナ、サツマイモに白菜などの果物や野菜を食べます。ゆずが離乳した昨秋から、いよかんがゆずから離れ立ち見姿の見張り役に徹する一方、父のでこぽんがゆずのそばで一緒に過ごし、大変なイクメンぶりを発揮していました。

 親子が仲良く暮らすミーアキャット舎ですが、元々はイノシシを飼育していた獣舎を改修したものです。改修費は「ふるさと桐生応援寄付金」を活用させていただきました。改修で網の部分をアクリル板に変更したため、とても観察しやすく、それもあって一家は当園の人気動物の一つになっています。

 アフリカ南部の石や岩の多い荒れ地やサバンナで生活するミーアキャットは、当然ながら寒さが苦手。今年の日本は暖冬といわれますが、それでも冬は冬、ミーアキャット舎には電気ヒーターや保温球を入れ温度を保っています。

 そんなキュートで意外とワイルドな一家に会いに、ぜひお越しください。(桐生が岡動物園 担当飼育員・澤田和慶)

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 ■桐生が岡動物園

 桐生市宮本町3の8の13▽開園時間=午前9時~午後4時半▽入園無料▽年中無休▽JR桐生駅から徒歩20分、上毛電鉄西桐生駅から同15分▽売店・レストランがなく弁当持ち込み可▽0277・22・4442

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 ■ファイト・ナイン

 福島(F)茨城(I)群馬(G)栃木(T)4県の動物園や水族館9施設が連携、動物との触れ合いを通し命の大切さを学んでもらうとともに地域活性を目指す取り組み。スタンプラリーの他、持ち回りで移動動物園などのイベントを行っている。Hは心の絆を表すハート(HEART)の頭文字。

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