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【年の瀬記者ノート】山形発 震度6弱の地震から半年 鶴岡の温泉街に高い防災意識

山形県沖地震から半年が経過したあつみ温泉。客足も回復している=山形県鶴岡市湯温海
山形県沖地震から半年が経過したあつみ温泉。客足も回復している=山形県鶴岡市湯温海

 「ドーンと下から突き上げる強い揺れでした」

 6月18日夜、山形県沖を震源とする地震が発生し、鶴岡市では震度6弱を観測した。鶴岡市湯温海(ゆあつみ)のあつみ温泉で働いていた女性(68)は、当時の状況をこう振り返る。

 それでも、地震発生直後の宿泊者らの行動は冷静だった。あつみ温泉の老舗旅館「瀧の屋」の今野金十郎社長(79)は「旅館の宿泊者はみな避難も、旅館に戻るのもスムーズでした」と話す。

◆宿泊客は平年の半数に

 ただ、翌19日になって被害の状況が明らかになった。3つの源泉から出る温泉は、約5キロの送湯管を通って旅館など約30軒に送られていたが、地震によって送湯管は折れ、湯量が大幅に減少していた。「『沸かせば大丈夫です』と説得したが、予約客は来なかった」と今野社長。余震の恐れもあって団体客のキャンセルは相次ぎ、宿泊客は平年の55%にまで落ち込んだ。

 だが、温泉街関係者の動きは迅速だった。源泉を管理する温海温泉源泉の鹿野庄逸(しかのしょういつ)さん(53)は、上山市のかみのやま温泉が非常時のために準備した送湯管を借り受け、6月21日には送湯を再開させた。

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