PR

地方 地方

「誇りの持てる仕事を」 小田原のせっけん工房で障害者24人、生き生き働く

ミーティングでメンバーと談笑するリンクラインの神原薫会長(左端)
ミーティングでメンバーと談笑するリンクラインの神原薫会長(左端)
その他の写真を見る(1/2枚)

 イチゴ、キウイ、レモン…、まるで凍らせたフルーツバーに見えるが実はせっけんだ。24人の障害者が働く工房で精魂込めて作られている-。小田原市のせっけん製造販売会社「リンクライン」は、東京都のIT関連会社が平成22年に設立した特例子会社だ。障害者雇用の受け皿としての役割にとどまらず、年に1億円を超える売り上げで、経常黒字を出す躍進を続けている。

 設立者の神原薫会長(45)は、計画段階で福祉事業所など全国約70カ所を視察した。食品は賞味期限があり、管理が大変だという。

◆本物の果物そっくり

 単純作業はIT技術の発達により、いずれ必要でなくなる。目指したのは「誇りを持って生き生き働ける手仕事」。長野県のせっけん工房に住み込み、ノウハウを学んだ。

 はじめの3年間は赤字続きだった。質の高い製品を障害者が作っているとアピールしたが、評価はいまひとつ。商品自体の価値を高めようと、自社ブランド「リィリィ」を立ち上げ、本物の果物そっくりのせっけんを開発した。

 リアルさにこだわり、細部まで作り込む。キウイの種まで形作る緻密さだ。

 機械での大量生産には、まねできない個性の際立つ商品がヒットした。「形の違うフルーツを寄せ集めた姿は私たちと同じ」と会長は笑う。

◆当初は他社の下請け

 身体、精神、知的障害、さまざまな人が交じり、声を掛け合い協力する。「せっけん製作だけで、みんなが自活できるようにしたい」と会長は、さらなる成長を描く。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ