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【みちのくガイド】青森・つがる、高山稲荷神社 不思議空間彩る「千本鳥居」

龍が天空に登るかのような曲線美を描く「千本鳥居」
龍が天空に登るかのような曲線美を描く「千本鳥居」

 朱色の鳥居が異空間の雰囲気を醸し出す-。青森県つがる市にある高山稲荷神社(工藤均宮司)のシンボルともいうべき「千本鳥居」を訪ねた。以前から気になっていただけに、実際に体感してみると、なぜか御利益が得られるような感覚に包まれた。庭園と鳥居が織り成す迫力満点の光景は、一見の価値がある。(福田徳行)

 ◆五穀豊穣願い

 同神社の創建は定かではないが、権禰宜(ねぎ)の松橋淨嗣(きよつぐ)さんによると、鎌倉から室町時代にかけてこの辺りを統治していた豪族、安藤氏が建てたと伝えられる。五穀豊穣(ほうじょう)、商売繁盛、海上安全の神様として霊験あらたかな神社だ。

 稲荷神社の特徴である鳥居といえば、京都の伏見稲荷大社が有名。だが、高山稲荷神社の千本鳥居の壮観もひけをとらない。

 そもそも、千本鳥居はどのように建てられたのか。昭和57年頃、5代目の工藤伊豆宮司の時に五穀豊穣を願う住民が鳥居を奉納したことが始まりとされる。それ以来徐々に数を増やし、今では高さ2メートルほどの鳥居が約200基据えられている。

 松橋さんは「稲荷の語源は『コメを成らせる神様』(稲成り)。コメが不作になると命に関わる。庶民にとって稲荷の信仰は生活の基盤であり、最も近い神様です」と鳥居寄進の背景を語る。

◆龍ほうふつ

 2万5千坪を誇る境内の中にある約100段の階段を上り、息を切らしながら眼下にその光景を目の当たりにした瞬間、思わず言葉を失った。しばし、取材を忘れて見入る。奉納した人たちの名前が刻まれている鳥居を歩くと神聖な気持ちになり、不思議と心が落ち着く。頂上から千本鳥居を見下ろすと、まるで龍が天空に昇るかのように見事な曲線を描いている。

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