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埼京線きょうダイヤ改正 日中の本数減に賛否 快速は武蔵浦和-大宮間は各停

 JR東日本は30日にダイヤ改正を実施し、埼京線は相模鉄道と直通運転を開始する。新宿から大崎、武蔵小杉を経由し、相鉄線の海老名までつながり、利便性が高まる。ただ、直通運転の開始に伴い、武蔵浦和-大宮間は日中の1時間当たりの本数が減り、快速列車がすべて停車するため所要時間が3分増える。沿線利用者からは今回の改正について賛否両論が出ている。 (黄金崎元)

 JRと相鉄線の直通運転は新宿-海老名間が基本となっており、朝の通勤時間帯は埼京線や川越線内にも乗り入れする。土休日の朝には、川越駅始発の海老名行きが1本設定される。

 今回のダイヤ改正は県内から神奈川県西部へのアクセスが良くなる一方、埼京線の運行やダイヤに大きな影響を与えている。通勤快速は従来と変わらないが、30日から快速が中浦和、南与野、北与野に新規停車する。

 武蔵浦和-大宮間の日中の1時間当たりの運転本数は快速3本、各停6本の計9本だったが、改正後に快速3本、各停3本の計6本に減る。運転間隔は最大16分だったが、改正後に約10分に短縮される。JR東日本大宮支社は「夕方から夜は改正後、若干本数が増える」と説明する。

 今回のダイヤ改正について、清水勇人さいたま市長は記者会見で「一部メリットもあるが、やはりデメリットになる部分もかなりある」と述べている。市の担当者は「特に大宮と与野本町への影響が大きい」と語る。

 大宮は新宿方面に向かう場合、湘南新宿ラインに乗り換えできるため、影響は少ないとみられるが、与野本町は日中に1時間当たり3本減ってしまう。戸田公園から与野本町まで通学する女子高生は「日中に減るのは困る」と語る。

 一方、与野本町に通勤する50代の男性会社員は「通勤時間帯は本数が変わらないので影響は少ないと思う」と話す。沿線利用者のダイヤ改正に対する受け止め方はさまざまだ。

 さいたま市議会でも埼京線のダイヤ改正について、まちづくり委員会で議論されている。10月には副市長と議長、副議長がJR東日本大宮支社を訪問し、支社長と協議を行った。

 武蔵浦和-大宮間の日中の減便について、吉田一郎さいたま市議は「沿線の乗車人数は増えているのに本数を減らすのはおかしい」と指摘する。その上で「JR九州は昨年3月に利用者の減少や赤字を理由に列車本数を大幅に削減したが、沿線自治体の抗議で一部修正された。埼京線は黒字で、削減の見直しを引き続き訴えたい」と強調する。

 一方、JR東日本は武蔵浦和-大宮間の日中の運転本数の削減について「(乗車率が少ない)状況を加味してダイヤ改正した」と説明する。埼京線や川越線の利用者が変化をどう感じるのか注目される。

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