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琵琶湖疏水の魅力伝える 大津の中井さんが探訪記出版

「琵琶湖疏水を歩く」を出版した、中井滋さん=県庁
「琵琶湖疏水を歩く」を出版した、中井滋さん=県庁
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 大津市在住の中井滋さん(84)が、明治期に琵琶湖の水を京都に流すために築かれた人工水路「琵琶湖疏水」とその周辺の探訪記「琵琶湖疏水を歩く」を出版した。名所や季節の写真を交え、疏水の歴史や見所などを紹介している。中井さんは「滋賀の人たちにも琵琶湖疏水の魅力を知ってほしい」と話している。

 中井さんは大津市に工場がある日本精工に勤務し、40年以上県内に在住。定年後の趣味としてウオーキングを楽しむうち、「琵琶湖疏水は京都府民にはなじみがあるのに、滋賀県民に役割や存在が十分知られていない」と思い、平成29年から2年間、琵琶湖疏水周辺を訪ね歩いた記録を本にまとめることにしたという。

 出版に当たり、中井さんは定番の「大津閘門(こうもん)」や第一トンネルの桜や紅葉の景色だけでなく、市販の地図に載っていないダムなど隠れた名所も古い資料を調べるなどして訪ね歩いた。

 著書では大津市から京都市伏見区を流れる琵琶湖疏水を「大津運河」「山科運河」「蹴上界隈」など8つのエリアに分け、各エリアの最寄り駅からの徒歩コースを名所や記念碑の写真を付けて紹介。疏水のトンネルにかかる扁額が初代首相の伊藤博文ら著名人が揮毫(きごう)したものだったことや、水位の高低差をカバーする閘門やインクライン(傾斜線路跡)の仕組みなども解説している。

 中井さんは「琵琶湖疏水は生活に密着しながらも明治の技術が詰まった文化遺産。その魅力を知ってもらえれば」と話している。

 A5判128ページで1500円。問い合わせは、サンライズ出版(0749・22・0627)。

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