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全国初の公立「人形博物館」 岩槻、2月開館 文化の発信拠点に 埼玉

来年2月にオープンするさいたま市岩槻人形博物館(市提供)
来年2月にオープンするさいたま市岩槻人形博物館(市提供)

 「人形のまち」で知られるさいたま市岩槻区に、全国初の公立の人形専門博物館「さいたま市岩槻人形博物館」が来年2月22日にオープンする。5千点以上の人形関係の資料を収蔵し、人形文化の発信拠点を目指す。

 さいたま市の清水勇人市長は25日の発表会で、東京五輪・パラリンピックが来年開催され、大勢の外国人観光客が訪れることを踏まえ、「市内で育まれてきた文化芸術の魅力を国内外に発信したい」と強調した。 博物館の林宏一館長は「日本の美術史で人形はどちらかというとマイナーな存在だった。当館で専門的に人形の研究に取り組み、その魅力を広く伝えたい」と力を込めた。

 博物館は東武野田線岩槻駅から徒歩10分で、旧岩槻区役所跡に約42億円を投じて建てられた。城下町の面影を色濃く残す市内に溶け込むよう「和」を基調とした外観になっている。敷地面積は約7543平方メートルで、延べ床面積は約2029平方メートルの1階建て。展示室3室や収蔵庫を備え、土産を販売するミュージアムショップなども併設する。

 収蔵品の柱は、日本画家で人形玩具研究家として活躍した西澤笛畝(てきほ)の収集品。約40点ずつを入れ替えながら展示する予定だ。開館後の企画展「雛(ひな)人形と犬筥(いぬばこ)・天児(あまがつ)・這子(ほうこ)」で展示される「犬筥」は江戸時代の作品で、幅約40センチと現存する中では最大級の大きさ。葵の紋が入っており、徳川家ゆかりの品とされる。

 人形の修理部門も設置する。壊れた人形は廃棄されるケースが多いが、「優れた人形は修理して後世に伝えていきたい」(林館長)という。

 入館料は一般300円、高校生・大学生・65歳以上は150円、小中学生は100円。問い合わせは、岩槻人形博物館開設準備室(048・749・0222)。

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