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文化財のJR松尾寺駅旧駅舎にカフェ 舞鶴産のお茶など提供

駅事務室を利用し、レトロなムードで統一された店内=舞鶴市吉坂
駅事務室を利用し、レトロなムードで統一された店内=舞鶴市吉坂

 国の登録有形文化財「JR松尾寺旧駅舎」(舞鶴市吉坂)で27日、カフェコーナー「サロン・ド・流々亭(るるてい)」がオープンした。舞鶴産のお茶を中心にしたメニューを販売。カフェ開業は地域のにぎわい創出を目指す施設活用の実証実験で、駅舎を管理するNPO法人「駅舎と共にいつまでも」の福村暉史理事長は「歴史ある駅舎を利用していただき、この場所を活性化したい」と話している。

 同駅は大正11(1922)年12月に開業し、昭和61(1986)年11月に無人駅となった。駅舎の取り壊しも検討されたが、地元が保存・活用を要望し、平成20年3月にJR西日本から同市に無償で譲渡された。21年4月から同NPOが指定管理者となり、観光交流施設として活用が進められている。大正時代の雰囲気を残す駅舎は、東野圭吾さん原作の映画「祈りの幕が下りる時」などのロケにも使われたという。

 カフェコーナーは、旧駅舎約128平方メートルの一部を使用。駅事務所のスペースを利用し、26席を設置している。大正時代から使われた駅のベンチに同じ時代のテーブルを合わせるなど、インテリアもレトロな雰囲気で統一している。

 カフェコーナーを運営する事業者は「お茶の流々亭」で、同市在住の姉妹、砂田奈知さん(44)と片山亜未さん(41)が経営。2人は15年から西国三十三カ所の二十九番札所である松尾寺(同市松尾)の門前の店舗で、お茶などを販売していたが、29年の台風21号の被害などで営業が困難となり、店舗の営業を断念していた。

 今回、同NPOの依頼を受け、旧駅舎で舞鶴茶や舞鶴茶を使ったケーキなどを販売し、誰もがくつろげる公共施設を目指すことになった。メニューは、自分でいれる舞鶴茶(550円)、抹茶(600円)や抹茶ミルク(600円)、抹茶のロンド(円形ケーキ、450円)など。

 片山さんは「舞鶴のおいしいお茶を1人でも多くの人に味わっていただきたい。これまで通り、お茶を通じて、観光案内などの役目を果たしていきたい」と意気込みを述べた。

 営業は火~土曜の午前9時~午後5時。問い合わせは同カフェ(0773・63・7770)。

 同市は3月まで利用者のアンケートを実施し、地域の交流やにぎわいの創出などの効果を検証のうえで、施設継続の条例改正を目指すという。

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