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盛岡の農研機構、低コスト業務用米開発 味「ひとめぼれ並み」

倒伏に強い「しふくのみのり」(中央)に比べ倒伏が目立つ「ひとめぼれ」(左)=農研機構東北農業研究センター提供
倒伏に強い「しふくのみのり」(中央)に比べ倒伏が目立つ「ひとめぼれ」(左)=農研機構東北農業研究センター提供

 盛岡市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)東北農業研究センターは27日、外食産業などの業務用米に最適な新品種「しふくのみのり」を開発したと発表した。

 新品種は種籾を直接まく栽培方法に向いており、農作業が集中する春の育苗の手間を省けるため、低コストで作れるのが特徴。いもち病に強いほか、稲が倒れにくく、味もブランド米の「ひとめぼれ」並みだという。

 試験栽培では10アール当たり収量が754キロ(多肥直播栽培)に達し、一般的な田植えで試験栽培されたひとめぼれの10アール当たり収量673キロを12%も上回った。ブランド米を含む東北で栽培されるコメの平均コストの半分近くまで圧縮できると期待されている。

 外食や販売用の弁当、おにぎりなどに使われる業務用米は需要が伸びており、コメの消費割合で昭和60年に15%だった業務用米は平成28年に31・1%と倍増。令和17年には40%に達すると見込まれており、新品種には業務用米としての期待がかかる。新品種は3年から本格栽培が始まり、秋田県大潟村で200ヘクタールの作付けが予定されている。

 10年がかりで新品種を開発した同センター大仙研究拠点(秋田県大仙市)の太田久稔・水稲育種グループ長は「新品種は大きな欠点がなく、業務用米として最適な品種。東北における業務用米の主力に育ってほしい」と話している。

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