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熊本・小国町の地熱発電開発、行き過ぎに歯止めを 住民らが請願書

 「杖立温泉」「はげの湯温泉」などで知られる熊本県小国町の住民や温泉事業者らが26日、町議会に対し、行き過ぎた地熱発電の開発に歯止めをかけるよう求める請願書を提出した。地下の熱水や水蒸気を使う地熱発電は、安定した電源として開発が進む。一方、開発業者と地域住民が対立するケースも多い。

 請願では、新規掘削に必要な町の審議を一時凍結するよう求めた。加えて、源泉の異常に対処するため、町内の地熱事業者が資金を出して基金を設立することも求めた。

 請願書を提出した「小国郷の自然を守る会」の桧山茂樹会長は「地熱の乱開発は、生活用水への影響も懸念される。町は不作為との批判を免れない」と語った。児玉智博町議も「現在の町条例では、乱開発に歯止めがかけられない」と指摘した。同町では、地熱発電用の掘削が始まってから温泉の湯が濁ったとして、温泉旅館の経営者が稼働中の発電所の停止を求める仮処分を、熊本地裁に申し立てた。

 今夏には、新たに掘削した井戸の近くにある神社の湧き水が一時、かれた。

 町は今年9月以降、地熱発電事業者5社と開発のあり方などについて、協議している。

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