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直木賞作家の真藤さん、養父で講演 「風太郎作品から影響」

風太郎作品について熱く語る真藤順丈さん=養父市
風太郎作品について熱く語る真藤順丈さん=養父市

 養父市の関宮公民館で24日、「第17回風太郎祭」(山田風太郎記念館主催)があり、直木賞作家の真藤順丈さんが「山田風太郎とエンターテインメント小説の〈境界〉、あるいは〈令和断頭台〉」をテーマに講演した。

 風太郎祭は、同市関宮出身の作家、山田風太郎(1922~2001年)を顕彰する目的で、主に山田風太郎賞を受賞した作家を同市に招いて講演会を開いている。

 真藤さんは東京都出身。平成20年、「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、作家デビューした。昨年刊行した長編小説「宝島」で第9回山田風太郎賞を受賞し、同作で第160回直木賞も受賞した。

 講演会で真藤さんは、純文学と対比するエンターテインメント小説の歴史をわかりやすく解説し、風太郎を「大衆小説を系譜に、1人の作家が持ちうる才能の限界に挑戦した作家」と評価。真藤さん自身も「風太郎作品の『明治断頭台』や『魔界転生』などから影響を受けた」という。

 戦後の米軍占領下の沖縄を舞台にした「宝島」については「全編沖縄の方言だが、沖縄の取材は3回くらい。(沖縄方言の)辞書をすべて読み、用例を覚えて小説を書いた」と明かし、作家の豊かな想像力に参加した約60人は驚いていた。

 また、真藤さんは講演前に近くの山田風太郎記念館を訪れ、風太郎が関宮で過ごした少年時代や旧豊岡中学時代の写真などを興味深く見て回った。風太郎がタバコ好きなことを知り、「私もヘビースモーカーです」と笑った。

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