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「天草ジオパーク」初の返上へ 「認定、費用負担大きく」

 貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」に認定されている「天草ジオパーク」(熊本県天草市など)が、認定を返上する方針を固めたことが12日、分かった。日本ジオパークネットワーク(東京)によると、返上すれば日本ジオパークで初めて。

 同市など2市1町でつくる天草ジオパーク推進協議会は来年3月の離脱を予定している。理由を「費用負担が大きい一方、交流人口の拡大につながらなかったため」と説明した。

 天草ジオパークは1億年前の地質が残り、平成26年に認定された。

 認定後も4年に1度、再認定を受ける必要があり、30年の審査で「天草の魅力を十分に伝えられていない」などと指摘されて条件付き再認定とされた。

 天草ジオパーク推進協議会で議論したところ「解説板の設置などにかかる費用対効果が見られない」と、認定返上を推す意見が出たという。

 天草市の崎津集落が含まれる世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が昨年登録されたことで、自然にとらわれず幅広い魅力を発信したいことも理由としている。

 日本ジオパークは現在、全国に44地域ある。日本ジオパークネットワークの斉藤清一事務局長は「認定を受けただけですぐに人が集まるわけではないのは、当初から分かっていたはずだ。地域の判断を尊重するが、残念だ」と話した。

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