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群馬知事、小池氏と会談 豚コレラ対策で連携 「関東全域でワクチン」確認

 山本一太知事は8日、東京都庁に小池百合子知事を訪ね、豚(とん)コレラ対策について意見交換した。両知事は、豚肉の安定的な流通の確保が重要だとして風評被害対策で連携することや、飼育豚の感染防止のためのワクチン接種を関東全域で実施すべきだとの考えで一致した。

 既に山本知事はテレビ会議などを通じ関東5県の知事との連携を確認しており、計7都県が豚コレラ対策で足並みをそろえることになった。

 山本知事は同日の会見で、「関東知事会による国への要望・提案の中にこれらの豚コレラ対策が盛り込まれた」と成果を強調した。

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 ■7都県、結束固める 国への要望実現しやすく

 山本一太知事の働きかけを受け、7都県が豚コレラ対策で結束を固める背景には、個別に動くよりも政策効果が高まり、国への要望も実現しやすくなるとの判断がある。

 現在、群馬など豚コレラ発生県では飼育豚へのワクチン接種が進められている。接種済みの豚肉を食べても健康に影響はないが、仮に一大消費地・東京で敬遠する動きが生じれば、価格下落など産地への悪影響は計り知れない。

 豚コレラの発生リスクが高い周辺の養豚県・茨城、栃木、千葉などでも事情は同じで、7都県が一体となることで風評被害対策の実効性を高めたい考えだ。

 農林水産省は現在、「養豚農家の衛生管理が基本」などとして豚コレラ発生前のワクチン接種を認めていないが、各知事は農家を保護する上では予防的な接種が不可欠との考えでも一致している。

 豚コレラは昨年9月の発生以降、収束の兆しが見えない。7都県は危機感を募らせており、今後、結束してワクチン接種の前倒し実施を要望し、農水省に翻意を迫る構えだ。

 接種が実現すれば費用負担も課題となる。山本知事は「ワクチン接種は国の防疫措置の一環だ」として財政支援を国に求めていく考えを既に示しており、7都県はこの点でも足並みをそろえることになりそうだ。 (柳原一哉)

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