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古代の海人に思いはせ 洲本で展示、出土品から営み考察

弥生時代から奈良時代までの製塩土器が年代順に並べられたコーナー=7日、洲本市立淡路文化史料館
弥生時代から奈良時代までの製塩土器が年代順に並べられたコーナー=7日、洲本市立淡路文化史料館

 古代の淡路島で製鉄や製塩技術の発達に貢献した海の民「海人(あま)」に焦点を当てた淡路島日本遺産展「古代淡路島の海人と交流-青銅・鉄・朱・塩-」が9日から洲本市山手の市立淡路文化史料館で開かれるのを前に、7日、関係者向けの内覧会が開かれた。

 古代の淡路島で海人が果たした役割を出土品から考察しようと、島内3市と淡路県民局などでつくる「淡路島日本遺産委員会」と県立考古博物館(播磨町)が企画・主催した。

 近年、島内で行われた発掘調査で明らかになった出土品のうち、国指定重要文化財1点、県指定重要文化材30点を含む計176点を「青銅」「鉄」「朱」「塩」の4つのテーマ別に展示する。

 青銅では、国指定の「慶野銅鐸」(弥生時代)や有力者の存在を裏付ける「後漢鏡」(弥生時代、舟木遺跡)。鉄では、朝鮮半島から技術を導入したとみられる板状鉄斧や工具(同、五斗長垣内遺跡)のほか、管玉や毛抜き形鉄製品(5世紀、木戸原遺跡)など、素材の切断や曲折など技術の進化がわかるものもある。

 このほか、徳島県を産地とする赤色顔料の朱やベンガラの精製道具(弥生時代、二ツ石戎ノ前遺跡)、塩のコーナーでは海水を煮詰める製塩土器を弥生時代から奈良時代まで年代順に並べ、家庭用から大量生産、朝廷への献上に至るまでの技術の進歩が分かる構成になっている。

 淡路市教委の伊藤宏幸部長は「島の歴史の背景に必ず登場する『海人』の営みやストーリーの面白さを、展示品を通じて再認識してほしい」と話す。

 来年3月1日まで。午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は一般500円。サテライト展示として、淡路市の五斗長垣内遺跡・活用拠点施設で「舟木遺跡から甦る古代淡路島の海人」を同時開催する。期間中には記念講演会(12月)やシンポジウム(来年2月)もある。

 問い合わせは淡路文化史料館(0799・24・3331)。

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