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百名城「箕輪」にようこそ 高崎市、観光活性化テコ入れ

 国指定史跡で「日本百名城」にも選ばれている箕輪城跡(高崎市箕郷町)。城ブームもあり県外から訪れるファンも出てくる中、高崎市は箕輪城跡を中心とした同町箕輪地区の散策ガイドを初めて作成、来秋には地区内に「もてなし拠点」も整備するなど観光活性化に力を入れ始めた。3年前の城門整備を機に県外からのファンも増えており、さらに拡大させたい考えだ。

 箕輪城は戦国期の16世紀初頭、地域を支配した長野氏が築城した。「猛将」とうたわれた業正が、侵略を繰り返す甲斐の武田信玄に対抗した居城としても知られる。支配者は武田、織田、徳川と移り、家康配下の井伊直政が入城し近代城郭に改造されたが、高崎城への移封に伴い築城から80年余りで廃城となった。

 ◆訪問客に散策ガイド

 河岸段丘に曲輪を配した平山城で、東西約500メートル、南北約1100メートルの広大な城地には遺構として石垣や土塁、空堀などが残る。平成28年11月には城門「郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)」が整備され、県外から訪れるファンや観光客も増えつつあるという。

 市がまとめた散策ガイド「箕輪城周辺まちあるきガイド『箕輪城てくてくマップ』」は、そんな人向けに箕輪城の歴史や構造などの説明のほか、井伊直政が天正18(1590)年に創建した龍門寺や城下町として栄えた矢原宿など地区に点在する名所・旧跡、さらにカフェなどの位置も表示。効率的に巡る散策ルートも明記した。

 1万部を作成し、地区の公共施設や店舗などに置いていくことにしており、同市箕郷支所では「初めて訪れる人にも楽しく散策してもらえるよう、工夫してあります」と話す。

 ◆もてなし拠点整備へ

 整備予定の「もてなし拠点」は、かつて養蚕農家が使用し市民から寄付された養蚕住宅を、観光客の憩いの場として活用する。モデルとなるのが、寄付された古商家を利用し平成27年7月にオープンした「おもてなし館」(同市倉賀野町)で、同市では2例目となる。来年度予算に整備費を計上し、来秋をめどに利用を始める予定だ。

 全国的に広がる城ブームの中、日本百名城に選ばれた箕輪城跡を訪れるファンや観光客の数に、関係者は手応えを感じている。「3年前の『郭馬出西虎口門』復元を機に、訪問者が倍増した感がある」(市文化財保護課)。訪問の印となる百名城スタンプの利用者も「かつては数えるほどだったが、増えてきたし、県外からの人も目立つ」(市箕郷支所)。さらなる囲い込みを図る考えだ。

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