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「津波防災の日」訓練 鹿児島など高齢者誘導に不安も

鹿児島市東開町で行われた避難訓練で、避難誘導を受ける車椅子の高齢者
鹿児島市東開町で行われた避難訓練で、避難誘導を受ける車椅子の高齢者

 東日本大震災をきっかけに制定された「津波防災の日」の5日、各地で津波の防災訓練があり、住民や地元事業所の従業員らが参加した。鹿児島市では立体駐車場への避難で、高齢者の誘導に不安を訴える声もあった。

 鹿児島市の訓練は、鹿児島湾直下の地震に伴い、最大3・4メートルの津波が押し寄せたと想定した。沿岸の同市東開町では、39事業所の従業員435人が、階段やスロープを使って商業施設の立体駐車場4階(海抜約18・5メートル)に避難した。訓練用の防災行政無線が地震発生を伝え、18分後に全員が避難を済ませた。

 老人ホームの介護士、南達之さん(43)は「車椅子を押すと1人避難させるのが限界だった。実際は20人以上いる。有事の際はどうなるのか」と不安をのぞかせた。

 市の中豊司危機管理課長(55)は「地震発生から13分で最大津波が押し寄せる。近所に3階以上の建物を見つけて身を守ってほしい」と話した。

 気象庁も訓練用の緊急地震速報を発信。政府関係機関や自治体などが対応手順を確認した。

 旧暦の11月5日は、江戸時代の安政南海地震で紀伊半島などが大津波に襲われた日。国連も同じ日を「世界津波の日」と定めている。

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