PR

地方 地方

新潟・新聞記事感想文コンクール全文

新潟大付属新潟中3年、古泉修行さん
新潟大付属新潟中3年、古泉修行さん
その他の写真を見る(1/2枚)

 第26回新聞記事感想文コンクール(県NIE推進協議会主催)の大賞に輝いた新潟大附属新潟中3年、古泉修行(こいずみ・なおゆき)さんの「自分の得意をカミングアウト!」と、会長賞に選ばれた新潟市立鳥屋野中1年の手代木幸(てしろぎ・ゆき)さんの「新聞から、自分の考えを持てる人に」の全文(原文のまま)を紹介する。

 □大 賞 新潟大附属新潟中3年 古泉 修行さん

 ■自分の得意をカミングアウト

 “協力者が必要な時はお声を”という意思表示をする「協力者カミングアウト」。これは、「大学SDGsACTION!AWARDS」で、東京大学の学生が提案した考え方だ。障がい者や妊婦といった「当事者」がカミングアウトするマークは、日常の中でよく見かける。しかし、これはまさに「逆転の発想」だ。

 僕はこの記事を読んだ時、震災支援用に開発された「できますゼッケン」を思い出した。全国各地から集まったボランティアが、自分ができることや得意なこと、例えば「育児」、「大工」などを書いたゼッケンを身に着け支援活動を行うというものだ。避難所生活を送る人々が抱える課題は個々で様々違うが、ゼッケンにより繊細な対応が可能になった。また、生活支援の他、混乱の極みの中でのストレスや恐怖の緩和に繋がる意思疎通ができた。

 自分の得意分野をアピールすることを遠慮しがちな日本人だが、この発想を日常の社会でも取り入れたらいいと考えた。アピール方法は、僕が登校時につける校章の様なバッチはどうだろうか。身分や資格などの記章と同様に胸元につければ目もいきやすいと考える。

 特別な資格がなくてもいいのだ。例えば、力持ちは「荷物」が描かれたバッチ。駅の階段などで重い荷物を運んでくれるなど細やかな気遣いが得意だ。外国語に自信のある人は、話せる言語の国の「国旗」を描く。言葉が通じるかと不安に思う外国人観光客に喜ばれる。得意なことをカミングアウトすることで、困った人に出会った時だけ手を差しのべるのではなく、見知らぬ者同士気軽に支え合える世の中になる。これは、援助を必要とする人にとっての場を広げると共に、バッチをつける者も明確な役割を意識できる。バッチは社会に貢献しようとする志の表れだからだ。

 日本人がもつ思いやりの精神を、日常に浸透させていく。問題の多い世の中で、個々がもつ豊かな個性を生かし互いに助け合うことで、生活も心も豊かになっていくと確信する。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ