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五輪マラソン・競歩、札幌変更 追加経費340億円 都民ファースト試算

 来年の東京五輪陸上のマラソンと競歩の開催地を札幌市に変更すれば、340億円以上の経費が追加で必要との試算を、都議会最大会派の都民ファーストの会が25日、公表した。どこが追加経費を負担するかは決まっていないが、都にも一定程度の分担がある見込み。この日は小池百合子知事が国際オリンピック委員会(IOC)の幹部と会談しており、激しい駆け引きが繰り広げられている。

 都ファは、毎年3月に開かれる東京マラソンの経費を基に算出。マラソンは1日40億円、競歩は半額の20億円とし、札幌で開く場合の男女マラソン、男女20キロ競歩、男子50キロ競歩の4種目を合計すると、140億円となる。これに札幌での仮設施設の整備費70億円、メディア専用回線130億円も加えた。

 都はすでに暑さ対策で、約300億円をかけてマラソンのコース上に遮熱性舗装をほぼ完了させている。試算では、マラソンは幅広く沿道で観戦でき、周辺エリアへの消費効果もあるほか、街並みを世界に発信する機会として、計数百億円を失うとみられるという。

 さらに都ファは、マラソンのスタート時間(現在午前6時)を繰り上げて午前5時にすることで、東京開催を維持することも提案。マラソンが開催される8月2、9日は、今年の気温でスタート時、ゴール時ともに30度以内に収まる。

 札幌開催案の決め手となったカタール・ドーハで開かれたマラソンでは午前0時ごろにスタートしたが、競技中32度を下回ることはなかったという。

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