PR

地方 地方

台風19号 インフラ、徐々に復旧 地域で格差、関係機関懸命に作業 長野

 記録的な大雨をもたらした台風19号の影響で千曲川が氾濫し、各地で被害が出た県内では、水道や電力などのインフラが徐々に復旧している。だが、県災害対策本部などによる16日現在のまとめでは、依然としてメドが立っていない地域もあり、県など関係機関は、全力をあげて作業を進めている。(松本浩史)

                   ◇

 ◆水道

 県内全域で1401戸の断水状態が確認されている。15日の時点では、4040戸だったが、大幅に減少したのは、町内全域の2698戸で断水状態にあった立科町の復旧が終了したためだ。

 自治体別にみると、水道管が破損したため、佐久穂町では500戸が断水状態に陥っており、県内で最も被害が大きい。東御市でも421戸が同様の被害状況となっており、川上村も250戸に及んでいる。

 氾濫被害が大きかった長野市では、戸隠地区で停電のためにポンプが停止し12戸、若穂地区は2戸で復旧できていない。このため、市は給水活動を実施している。このほか、佐久市で132戸、筑北村で24戸となっている。

 一方、上田市では16日になり、停電などの影響で新たに60戸が断水となった。

 ◆電気・ガス

 県内全域では午後4時現在、約2090戸で停電被害が続いている。ただ、小諸、佐久両市や軽井沢町の一部地域などでは、復旧作業が進んでいない。浸水被害の大きかった長野市豊野地区も手間取る可能性がある。

 それでも、中部電力は早期復旧に向け、約1万1千人体制で作業を進めており、17日中には、多くの地域で完全復旧できる見込みだ。

 ガスの供給が停止されている豊野地区を走るしなの鉄道の北側に当たるブロック内の485戸については、ガス管の安全確認などを実施した上で、供給の再開に向けた作業に着手している。ただ、南ブロック内の415戸に対しては、被害状況を確認する現地調査を15日から始めており、再開までしばらくかかりそうだ。

 ◆下水道

 佐久市では、市下水処理場の機能が停止し、周辺住民に水道などの生活配水を制限するよう、呼びかけている。下水道のマンホールから水があふれ出る状況が起きた長野市は、下水道処理場が機能不全に陥ったとみて、対応に追われている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ