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台風19号 茨城で河川氾濫、浸水相次ぐ 1人死亡1人不明14人重軽傷

 大型で非常に強い台風19号の通過に伴い、県内では県北を中心に記録的な大雨となった。13日までに1人が死亡したほか、1人が行方不明、14人が重軽傷を負った。水戸市で那珂川に流れ込む複数の河川が氾濫して、常磐自動車道の水戸北スマートインターチェンジが閉鎖され、大子町や常陸大宮市の久慈川が氾濫するなど、県民生活に大きな影響が出た。

 県災害対策本部などによると、大子町で90代の女性が台所で倒れているのが見つかり、浸水による溺死と判明した。常陸大宮市では外の様子を見るために出かけた70代の男性が、行方不明となった。桜川市では80代の男性が外出中に風にあおられて転倒し、頭を強く打って重体。このほか、常総市や日立市などで13人が軽いけがや体調不良を訴えている。

 水戸市では、那珂川に流れ込む藤井川など複数の河川があふれて、周辺が浸水。常磐道水戸北スマートインターチェンジが閉鎖され、消防のボートなどが取り残された人の救出にあたった。

 大子町では12日夜、久慈川が氾濫し町役場など町中心部が浸水。複数の住宅や建物の1階部分が水につかった。常陸大宮市でも久慈川が氾濫し、住宅などが水につかったほか、国道293号などの道路も冠水した。両市町は、県を通じて自衛隊に災害派遣の要請を行った。筑西市でも鬼怒川が氾濫した。

 大雨による河川の氾濫などに備え、最大で44市町村が526カ所の避難所を設置。約2万2千人が避難したほか、32市町村が災害対策本部を設け、県は21市町に災害救助法の適用を決定した。

 ライフラインへの被害もあった。鹿嶋市約4100戸、つくば市約3800戸など、24市町で最大約3万6千戸が一時停電した。つくばみらい市や大子町、常陸大宮市の一部で断水したほか、北茨城市や行方市などで一時、電話がつながりにくくなった。

 交通機関へも影響が出た。JR水郡線は袋田-常陸大子間で久慈川に架かる橋が流されるなどして、水戸-郡山間、上菅谷-常陸太田間が運休した。常磐線は特急列車が終日、運休したほか、同線の普通列車も取手-土浦間で一時運転を再開したが、午後4時15分に再び運転を見合わせた。土浦-勝田間と水戸線も終日運休した。

 教育施設への被害もあった。結城市の県立鬼怒商高で校舎が床上浸水、古河市の県立三和高でグラウンドの一部が水につかったほか、大子町の県立大子清流高で敷地内の法面が崩れた。

 水戸地方気象台などは、これまでの雨で地盤が緩んでおり、川の上流にあたる栃木県でも大雨で増水している川が多いとして、引き続き氾濫や土砂災害への警戒を呼びかけている。

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