PR

地方 地方

フグ地ビールや角島大橋の魅力向上 CF型ふるさと納税活用 下関市で5事業名乗り

 使い道を明確に示して支援を募るクラウドファンディング(CF)型のふるさと納税が、全国に広がっている。山口県下関市も昨年度から導入し、2年目の今年も募集が始まった。下関での水揚げが多いクジラやフグをPRするミュージアムの設立や、フグの皮を使った下関地ビールの開発など、5つの事業が名乗りを上げている。(山口支局 大森貴弘)

 CF型ふるさと納税は、インターネットを通じて具体的な事業を示し、ふるさと納税の制度を使って寄付を募る。

 使途が明確になることで、賛同者が寄付しやすい。ロケット打ち上げ事業(滋賀県米原市)や、永井隆記念館のリニューアル(島根県雲南市)など、全国の自治体が実施している。自治体に限らず、民間団体やNPO法人が実施する事業も対象に含む。

 下関市は昨年、観光名所である角島大橋のたもとでのゲストハウス開業など、2つの事業を対象に、CF型ふるさと納税を実施した。いずれも目標金額を達成し、ゲストハウスは今年4月、オープンした。特に夏シーズンは活況で、宿泊客が少ないという地域課題の解決に、寄与しているという。

 同市は本年度、5事業について、総額1850万円の寄付金を募集する。

 その一つが、角島大橋の観光名所としての魅力をさらに高める取り組みだ。魚捕りや野菜収穫をして、その場でバーベキューを楽しむ体験型プログラムと、レストランを併設した新たなゲストハウス開業に、それぞれ500万円を募集する。

 事業を企画した観光業「海耕舎」の新名文博社長は「せっかく泊まっても、現状はコンビニのご飯ばかり。良い食材が近くにあるのだから、両者をつなげたい」と話した。

 ほかにも、クジラやフグと下関市との関わりを上映したり、実際に鯨肉を味わえるミュージアムの建設プロジェクトに200万円を募る。また、地ビール開発に500万円を募る。原料に、地域の食材であるフグの皮や安岡ネギ、果物などを使うという。

 実施主体のNPO法人シンフォニーネットの岸田あすか副理事長は「地元の特産品として知名度を高め、雇用の場を増やしたい」と意気込みを語った。寄付金はビール工場の生産設備や内装費に充て、来年夏の出荷を目指す。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ