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台風19号 埼玉知事「不要な外出控えて」 「想像できない災害」の可能性

 台風19号の接近で、県内でも11日、公共交通機関が12日の運休を決めるなど、さまざまな分野に影響が及んでいる。台風19号について、熊谷地方気象台は「今までにない雨量や強風が見込まれる。想像できない災害が起きてもおかしくない」と注意を呼びかけた。各自治体も台風に備え、避難所の開設準備を進めるなど、対策を急いでいる。(竹之内秀介、内田優作)

 鉄道各社の多くは11日、混乱を避けるため、事前に運休を決めた。JR東日本は、12日は早い路線では午前11時から京浜東北線▽宇都宮線▽高崎線▽武蔵野線▽川越線▽八高線-で計画運休に入る。振り替え輸送は実施しない。西武鉄道も池袋線と新宿線で、東武鉄道は伊勢崎線▽野田線▽東上線-で、秩父鉄道も西武線直通列車や急行などで運休する予定。埼玉新都市交通と埼玉高速鉄道も強風によっては運休する方針だ。

 車での移動も困難になりそうだ。東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、12日正午~午後6時は県内全ての高速道路で通行止めが始まる可能性があるという。

 参院埼玉選挙区補欠選挙(27日投開票)の期日前投票は11日から始まったが、県選挙管理委員会によると、同日午後5時時点で、東松山、久喜両市の期日前投票所計3カ所で12日の閉鎖を決めた。東松山市選管の担当者は「閉鎖は初めてだが、今までにない、強い台風のため、有権者の安全確保を優先した」と話す。

 さいたま市浦和区の大型スーパーでは防災用品を集めた特設コーナーが設置された。停電に備え、カセットコンロや懐中電灯を求める客足が絶えず、食料品の陳列棚からはカップ麺や飲料水、レトルト食品などが相次いで売り切れていた。

 県は11日、台風対策会議を開き、12日に災害即応室を設置することを決めた。県職員900人以上を動員し、24時間態勢で警戒にあたる。大野元裕知事は「不要不急の外出や屋外での作業を控え、テレビやラジオの気象情報に注意してほしい。自分の命、大切な人の命を守るため、早めの対策をお願いしたい」とのコメントを発表した。

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 ◆「最悪のシナリオ」想定 県警、大規模停電に備え

 台風19号の接近に備え、県警は11日、対応準備に追われた。台風15号で甚大な被害を受けた千葉県警の意見も参考に「最悪のシナリオ」を想定して、異例の厳戒態勢を敷いている。

 県警交通規制課によると、県内各署がハザードマップを基に管轄内の危険箇所を事前に把握し、迅速に対応する準備を行った。大規模停電を想定し、発電機やガソリンを用意。停電時に混乱が予測される信号機は、自家発電装置や電池などを装備した信号機を国道を中心に県内75交差点に整備している。県内各署には161機のガソリン発電機を配備しているが、数が足りない場合は警察官の手信号で対応する。折れた標識や信号機は台風通過後に修繕する予定だ。

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