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ラグビーW杯・米代表のジャージー支える 福岡のマルカ、休日返上で刺繍

試合の日付などが裾に刺しゅうされた、ラグビーW杯アメリカ代表のジャージー
試合の日付などが裾に刺しゅうされた、ラグビーW杯アメリカ代表のジャージー

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で、福岡市南区の刺繍(ししゅう)業者「マルカ」が、アメリカ代表ジャージーの加工を手掛ける。試合ごとに背番号などが変わるため、2、3日で先発と控え選手分に予備も含めて41着分を仕上げる。「代表が背負って戦いに向かう宝物だ」。家族3人で休日を返上し、作業に当たっている。

 森山久司社長(70)に米代表からオファーがあったのは、8月中旬ごろ。納品までの日数が短く、業者が見つからなかったという。森山氏は最初はためらったが「ビッグイベントに関われるのなら」と引き受けた。

 背中の背番号のプリントや裾の選手名、試合の日付などを刺繍する。先発メンバーと背番号が決まるたび、妻(59)と長女(36)の3人で新しいジャージーに針を入れる。

 9月、完成したジャージーを受け取りに来たマネジャーは「無理なスケジュールの中、ありがとう」と何度も頭を下げたという。

 森山氏は今月2日、福岡であった対フランス戦に、米代表から招待された。「背番号が途中で取れるんじゃないか」と気をもみながら観戦した。「世界を舞台にした大会で、自分が手掛けたジャージーが着られているのを見て感動した」と話した。

 米国は9日のアルゼンチンとの第3戦を終えて勝ち星がなく、1次リーグ敗退も決まってしまった。森山氏は「目いっぱい戦ってくれている。最後に何とか1勝して、有終の美を飾ってほしい」とエールを送った。

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