PR

地方 地方

参院埼玉補選あす告示 自民「自主投票」、共闘崩れる野党

 10日告示の参院埼玉選挙区補欠選挙(27日投開票)の構図が固まった。出馬表明していたのは上田清司前知事(71)以外にいなかったが、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)が8日、参院議員を辞職、補選に出馬する意向を明らかにし、選挙戦となる見通しだ。補選は上田氏が憲法改正に意欲を示していることから自主投票を決めた自民党に対し、野党側は対応が割れ、共闘が崩れた。 (黄金崎元、竹之内秀介)

 ◆対抗心

 立花氏は8日の記者会見で、出馬理由に関して「大野元裕知事が(7月の参院選公示前に)辞めていれば今回の補選はなかった」と指摘した。その上で、上田氏が、8月に参院議員から知事選に出馬し、初当選した大野氏とポストの交換を意図していると非難。「既得権益を壊さなければならない」と訴え、対抗意識をむき出しにした。

 ◆与党

 知事を16年務め知名度の高い上田氏への対応をめぐり、自民党県連は県議会で対立してきた上田氏に対抗するため、補選で独自候補擁立に向けて県議を中心に検討してきたが、勝算が見込めないとして見送りを決めた。これを受け、党本部は上田氏が憲法改正に前向きなことを考慮し、自主投票を決定した。

 改憲を目指す自民党の二階俊博幹事長は上田氏との関係が良好で、「改憲勢力」として上田氏に秋波を送る。しかし、先の知事選でも対立した県連幹部は「自主投票となったが、多くの議員は上田氏に投票しない」と漏らす。

 公明党県本部は補選の対応は未定だという。「例外的に方針を示さない可能性もあり得る」(党県本部幹部)という。

 ◆野党

 上田氏への対応で最後まで頭を痛めた共産党県委員会は8日、自主投票とする方針を決めた。「自民党が候補擁立を見送ったため、与野党対決の構図を作れず対応が長引いてしまった」(党幹部)ことに加え、上田氏が改憲に前向きな姿勢を示したからだ。

 一方、立憲民主党県連と国民民主党県連は、8月の知事選で上田氏とともに大野知事を応援した経緯があるほか、野党サイドにとどまってほしいとの思惑もあり、組織的に拘束しない「友情支援」を決めた。

 ただ、「護憲」を掲げる社民党県連合は7日、上田氏が憲法改正に前向きなことが相いれないとし、自主投票を決定。日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は特定候補に支持や推薦を出さない方針を示している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ