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「源氏山」精巧に再現したミニチュア完成、15日まで展示 大津祭へ「山建て」も

 きらびやかな曳山(ひきやま)が湖都を彩る大津祭(宵宮10月12日、本祭13日)を前に、曳山の一つ「源氏山」のミニチュア模型が完成し、JR大津駅構内で展示されている。模型は実際の曳山の4分の1の大きさで、細部にわたって忠実に再現されており、市民や観光客の目を引いている。15日まで。

 ミニチュア模型は国の補助を受け、彦根仏壇事業協同組合が製作。13基の曳山のうち正確な図面を保持していた源氏山が選ばれ、約3年かけて完成させた。

 製作に携わったのは彫物を彫る彫刻師、漆を塗る漆塗師、彩色を施す蒔絵(まきえ)師など同組合の約10人の職人たち。約400年にわたって受け継がれてきた技術を巧に駆使して作り上げた。

 ミニチュア模型は高さ約1・5メートル、長さ約1・3メートルで、天井部分に色鮮やかなさまざまな花が緻密に書き込まれるなど、本物さながらの精巧さで豪華絢爛(ごうかけんらん)な曳山が再現されている。駅構内の改札付近に展示され、訪れた人たちが足を止めて写真を撮ったり、興味深そうに眺めたりしていた。

 同組合の寺村勇専務理事は「最も苦労したのは設計図作り。実際の図面はあるが、ミニチュア模型を作るにあたり、細かい部分を調整しなければならず数カ月を費やした」と明かす。

 大津祭曳山連盟の元田栄三理事長は「見送り幕も本物と同じものが再現されていて素晴らしい。大津を訪れる人たちに祭りのPRができたら」と期待を寄せる。

 6日には町衆が曳山を組み立てる「山建て」と、試し曳きする「曳き初め」が行われ、笛や太鼓の音色が響くと、会場となる大津市の旧市街地一帯は一足先にお祭りムードに包まれた。

 上京町の「月宮殿山(げっきゅうでんざん)」の山建てを行った東森一弘さんは「曳山を組み立てて約40年になるが毎年、曳山が完成するまで気が抜けない。今年も無事に巡行したい」と気を引き締めていた。

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