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無人島まるごと貸します 志摩市「ふさわしい活用法を」 再開発へアイデア募集

 島、まるごと貸します-。志摩市は所有する無人島、多徳(たとく)島を使った地域振興、観光振興のアイデアを民間から募集している。明治期に御木本幸吉が養殖真珠を発明した地で「真珠のふるさと」と呼ばれ、キャンプ場として利用されていたこともある島。市はアイデアを吟味した上で来年以降、事業計画をまとめて開発事業者の選定などを進める。

 多徳島は同市賢島港沖約650メートル。国立公園の英虞湾に浮かぶ。外周約1・3キロ、面積約4万平方メートルの小さな島だ。明治26(1893)年、御木本幸吉が「御木本真珠養殖研究所」を設立し、3年後に半円真珠の特許を取得した。研究所は昭和58(1983)年に閉鎖されたが、建物は残っているという。一方で同34年にキャンプ場が開設され、31年間利用された。

 アイデア募集では民間事業者との対話などを通じて関心の度合いや実現可能性、収益性などを評価する「サウンディング」を実施する。

 市は「歴史的な背景を踏まえて地域にふさわしい活用法」を求めており、観光、地域振興だけでなく市の財政への貢献も期待している。島に送電線は敷設されているが、水道などはない。開発に当たっては樹木の伐採などに制限が設けられている。

 市は同様の手法で廃校を通信制学校に転換したことがあるが「島まるごとは初めて。どんなアイデアが寄せられるか期待している」という。

 11月22日までアイデアを募り、12月に事業者と直接対話。来年1月上旬以降、結果概要を発表し活用案の本格検討に入る。

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