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親鸞の直筆文見つかる 仏典書き写し、念仏重視 大村・正法寺

長崎県大村市の正法寺で見つかった、親鸞が仏典から書き写した文書
長崎県大村市の正法寺で見つかった、親鸞が仏典から書き写した文書

 浄土真宗の宗祖、親鸞が仏典から書き写した文書1枚が長崎県大村市の正法寺で見つかり、西本願寺長崎教区教務所が3日、発表した。念仏を唱える行為と信心の重要性を説いており、同じ直筆文は他にも見つかっている。鑑定した本願寺史料研究所(京都市)の岡村喜史研究員は「親鸞が複数回書き写し、重視していたことがうかがえる」と指摘した。

 岡村氏らによると、仏典「仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)」で、阿弥陀如来が人々を救うために立てた48の「誓願」のうち2つ。書き写されているのは文章の途中までで、別の誓願も続けて書かれた冊子のうち、1枚とみられる。

 文書は縦25・6センチ、横15・9センチ。墨で書かれ、片仮名で振り仮名も記されている。「佛」の字の書き方の特徴などが、これまでの親鸞の直筆史料と一致した。岡村氏は、晩年の80代半ばに書いたと推測。朱筆で注釈も書かれているが字体が異なるため、別の人物が加筆したとみている。

 文書は正法寺の前住職が約20年前に購入した。正法寺側の申し出を受け、長崎教区などが今年8月から調べていた。

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