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IR誘致で横浜市、白紙の裏で「お膳立て」 依存症対策、具体性欠く

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に向けた横浜市の補正予算が9月に成立した。審議で明らかになったのは、林文子市長が2年以上にわたって「白紙」を貫く裏で進んでいた事務方の「お膳立て」だった。一方で、ギャンブル依存症対策は具体性を欠き、反対する市民は「負の面の説明がない」と憤る。

 市長が最終決断したのは、7月31日の幹部会議だったという。当日配られた資料には「8月22日に意思表明」と記載されていた。事務方の報告を聞き、市長は了承。会議はわずか15分間だった。

 市議会で市長は、市民の根強い反発を念頭に「丁寧に説明する」と繰り返した。「『IRイコールカジノ』と考える人が多い」とも述べ、市内の全18区に自ら出向き、説明すると強調した。

 反対する市議は、市が誘致の根拠とする経済効果に疑念を示し、IR予定地周辺の道路整備費などを明示するよう求めた。市側の答弁は「今後、明確にする」にとどまり、治安悪化への対策費も不明なままだった。

 報道を通じて市の誘致方針を知ったという横浜市港南区の女性会社員(35)は「市にはメリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してほしい」と注文を付けていた。

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