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壬生町おもちゃ博物館、月1回修理20年以上続く 「子供の喜ぶ姿が一番」 栃木

 壊れて眠っているおもちゃ、ありませんか-。壬生町おもちゃ博物館で月に1回開設される「おもちゃ病院」が20年以上続いている。音が出ない、動かない。さまざまな“症状”をボランティアのドクターたちが修理してくれる。

 今月中旬、館内の広場は多くの家族連れでにぎわっていた。「タイヤが動かないんだ」と無線操縦カーを持ってきたのは、佐野市の小学4年、高橋楓弥(ふうや)君(9)。ドクターの森長隆人さん(77)が「どこが悪いか、一つずつ見ていこう」と応じた。

 スイッチや基板は問題ない。後輪を調べると、配線が切れていた。モーター内部にも断線を発見。後輪の配線と新しいモーターをつなげて車両に組み込むと、無事に動いた。作業を見ていた高橋君は「これでまた遊べる」と笑顔。母親のエミ子さん(46)は「修理を間近に見られるのもすごい」と感心した様子だった。

 1960年代におもちゃの工場団地が造られた壬生町には、東京から企業が進出し、多くの従業員も住んだ。「おもちゃのまち」という住所もある。平成7年にオープンした博物館は約6万点の玩具を収蔵し、約9千点を常設展示する。当初は収蔵品修理のためのボランティアだったが、「子供たちにものを大切にする心を学んでほしい」と9年におもちゃ病院を始めた。

 設立当初からのメンバーで、現在はボランティアの代表を務める自営業の山川登志男さん(69)は「子供の喜ぶ姿を見られるのが一番。壊れたらまた持ってきてほしい」と話した。

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