PR

地方 地方

栃木市出身の竹工芸家・斎藤文石の企画展 来月20日までとちぎ蔵の街美術館

 栃木市出身の竹工芸家、斎藤文石(ぶんせき)(1910~91年)の初期から晩年の作品を紹介する企画展「栃木の竹工芸家 斎藤文石」が、とちぎ蔵の街美術館(同市万町)で開かれている。竹工芸家、研究者、指導者として多彩な活動を展開した斎藤の初めての回顧展で、師事した飯塚琅●斎(ろうかんさい)や、斎藤の指導を受けた人間国宝・勝城蒼鳳(かつしろ・そうほう)氏の作品なども含む約60点を展示している。10月20日まで。

 斎藤は上京後、同市生まれで竹工芸を芸術に高めた飯塚に入門した。27歳で独立し帰郷。竹工芸家として作家活動を続けながら、昭和24年から県工芸指導所(現県産業技術センター)で約20年間にわたり、後進の指導に当たった。竹の素材の研究や輸出用として竹製品を考案するなど竹工芸の発展に尽力した。

 斎藤の作品は、初期から晩年の多彩なデザインの花籃(かご)や輸出品として製作されたマガジンラック、電気スタンドなど40点を紹介。斎藤が弟子入りしていた時代に製作された飯塚の作品やその兄の鳳斎(ほうさい)、大田原市で活動を続ける勝城氏の作品など18点も並び、飯塚の技法と表現がどのように継承されたのかが分かる。

 同館学芸員の河野エリさんは「琅●齋の弟子であり、作家として指導者として多彩な竹工芸家が栃木にいたことを知ってほしい。芸術品でもあり生活にも取り入れられる作品を見てもらえれば」と話している。

 月曜休館(祝日は開館し、翌日休館)。10月12日には勝城氏と元東京国立近代美術館主任研究員の諸山正則氏が記念対談を開催。先着60人。問い合わせは同館(0282・20・8228)。(松沢真美)

●=王へんに干

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ